みんな最初はビギナーだった
心地よさ第一主義で無理せずランニング レースだけじゃない、街ランの楽しさも
森 まどかさん
医療ジャーナリスト 2011年から走り始める
いつか走ろうと思ったまま長い時間が過ぎていましたが、東日本大震災のあと沈んだ気持ちが続いていた2011年のゴールデンウィークのある日、あまりにお天気がよかったので外を走りたくなり、本当に突然、「あ、今日、走ろう」と思い立って、皇居に走りに行きました。
学生時代は運動部だったので、走り始めることでスポーツをする自分を取り戻したかったし、記録や距離ではなくて趣味として走ることを純粋に楽しむ人になりたいと思いました。
自分の気持ちよさを優先
無理しないことが続ける秘訣
目標は人それぞれなので、自分のために走ることを心がけました。
レースに誘われても「出たい」と思うまでは断っていましたし、普段も、週にどのくらい走るとか、どのくらいのペースで走るとか、すべて自分の気持ち次第で、気持ちよく走ることを優先しました。
無理しないことが継続につながります。
走ることに慣れてきたら練習会に参加して仲間で走ることの楽しさを知り、それが走り続けるモチベーションにもなっています。
また、ウェアやシューズにこだわる楽しみも、走り続けるためのポイントです。
身体はもちろん心の健康もアップ
走って穴場スポットを見つける楽しさも
走るようになって、風邪をひかなくなりましたし、ほどよい疲れとエネルギー消費によって“しっかり食べて、しっかり寝て”といったことが自然にできるので、健康になりました。
また、気持ちや頭をリセットさせたいときは走るのがいちばんよいと思っています。
走ることで心の健康も保たれていると感じています。
「街ラン」でラン仲間と東京のあちこちを走っているので、景色の良い場所や趣のある建物、穴場スポット、知らなかったお店などの発見につながっていることです。
桜の季節やクリスマスシーズンは街を走る楽しさが倍増します。
楽しく走っているうちに長い距離を走ることにも慣れ、おまけにフルマラソンの記録も1時間以上速くなりました